新型コロナウィルスのストレスによる症状の変化

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が流行しだしてからの、当院へ来院される患者さんの症状の変化について。

 

第一波が襲来し緊急事態宣言が出た頃の4~5月は患者数が減少傾向でしたが、それでも体の不調が気になって継続して通院してくださる方がいらっしゃいました。

 

新規として来院される患者さんの減少が大きかったです。

 

そのころ新規で来院される方や、再診で来院される方々の中で多かった症状は腰痛、背中の痛み、肩こり、眼精疲労などでした。

テレワークで在宅勤務が増え、慣れない自宅のテーブルや椅子、床にじかに座ってのPC作業などの環境の変化による、筋肉の疲労などが目立っていました。

 

 

第二波以降では、来院患者数は4,5月より増えていますが前年同時期と比べると少ない状態(8,9月)から、前年並み(10月)となってきました。

 

来院される患者さんの症状はいろいろで、第一波の頃のように、肩こり、腰痛、背中の痛み、眼精疲労の方が多かったり、皆さん徐々に活動量が増えているようで、運動を再開されるようになって肉離れ、捻挫などの方が増えてきました。

 

その中で特に気になる、コロナ自粛によるものと思われる症状の方が来院されるようになってきました。

 

自粛疲れ、コロナストレスによるものと思われるような、うつ症状やそれに伴う頭痛、腹痛、顔面神経麻痺・痙攣、顎関節痛、手のしびれ、過去にケガをした部位(腰など)の鈍痛など。

 

コロナストレスにより無意識のうちに筋肉に緊張しているようで、就寝中も筋肉が緊張し、歯を食いしばって寝てしまい、顎関節周囲の疼痛が起きたり、頸部筋(斜角筋・胸鎖乳突筋など)の緊張によって上肢にしびれが生じたり、以前痛めた部位(腰など)に筋緊張が走り筋肉に炎症が起きる緊張性筋炎症候群と思われ症状が出たりと、今までそれほど多くは無かった症状で来院される患者さんが増えてきました。

 

そのような無意識の筋緊張をほかっておくと、更に緊張が増し症状が悪化していく可能性が高いので、早目に対処することをおすすめします。

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